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イセキと自脱型コンバイン
自脱型コンバインと言えば、世界で初めて農業機械メーカーであるイセキ(iseki)によって開発・販売されました。なぜ、自脱型コンバインが、この日本において開発されたかという背景には、大規模な農業経営をやってこなかった、または、できなかった日本の特殊な農業事情がありました。

日本は火山国であることからの分かるように国土のほとんどが山でできています。山間部の狭い農地の割合も多く、また、平野部には広い区画の大きな農地も無かったことから汎用型のコンバインのような大型で小回りの効かないものではなく、もっと小型で狭い農地でも小回りも効くし、なおかつ、、自動脱穀機と水稲の刈り入れを行なう刈取機、そして走行する部分とが合体した自脱型コンバインは、とっても日本の農業に適したコンバインだったのです。ですから自脱型コンバインは、別名:ジャパニーズ・コンバインなどとも呼ばれています。

自脱型コンバインには二つのタイプが存在します。それは「グレンタンク式 」と「袋詰式」です。
●「グレンタンク式 」・・・籾をコンバイン袋ではなく大きなグレンタンクに貯めるので、その分、連続で刈取作業を続けて行なうことができるので効率が良い方法です。
刈取りしてグレンタンクに貯まった籾は、排出装置(アンローダやオーガ)によって籾コンテナ、ダンプなどに積み替えし、運搬しますから、コンバイン袋を人手によってダンプに運搬する必要がないので楽です。

●「袋詰式」・・・コンバイン袋に籾を詰めるやり方なので、ダンプまでの距離は排出装置であるアンローダやオーガを使わないで、人手によって載せるのでかなり重労働です。ですが、農地の形状の問題で、ダンプが進入できないような田んぼや近寄ることが出来ない場合などには用いられています。



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